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防草シートの「g/㎡」とは?密度で選ぶ5段階の目安

防草シートの商品名についている100g、300g、600gという数字は生地の密度を表しています。数値が大きいほど何が変わるのか、現場ごとにどの密度を選べばいいのかを、5段階の目安とあわせて解説します。

防草シートを探していると、商品名に 100g/㎡300g/㎡600g/㎡ といった数字が付いているのを目にします。この数字が何を意味しているのか分からないまま、なんとなく真ん中のグレードを選んでしまう方は少なくありません。

結論から言うと、この数字は生地1㎡あたりの重さ=密度です。そして防草シート選びは、ほぼこの1つの数値で決まります。

この記事の要点
  • g/㎡ は生地1㎡あたりの重さ。数値が大きいほど密度が高く、丈夫になる
  • 密度が上がると「遮光性」「耐久性」「貫通抵抗」の3つが同時に上がる
  • ただし高い数値を選べばいいわけではない。砂利や人工芝で覆うなら、高密度は不要
  • 判断軸は「覆うか、露出か」と「何年もたせるか」の2つだけ

g/㎡(グラム パー 平方メートル)とは

g/㎡ は、生地1㎡を切り出したときの重さです。同じ面積で重いということは、それだけ繊維が詰まっている=密度が高いということになります。

防草シートは見た目では性能差がほとんど判別できません。どれも黒や濃い緑の不織布に見えます。だからこそ、密度という数値がそのまま品質の指標になります。

密度が上がると何が変わるのか

密度が高くなると、次の4つが同時に良くなります。

1. 生地がしっかりして丈夫になる

厚みが出て、引っ張りや衝撃に強くなります。施工中にシートを引きずっても破れにくく、下地に残った小石の突き上げにも耐えます。作業者が変わっても仕上がりが安定するのは、この扱いやすさによるところが大きいです。

2. 遮光性が高くなる

雑草は光合成ができなければ成長できません。光を通さないことが防草シートの本質的な機能です。当社の製品でいえば、100g/㎡ で遮光率98%、300g/㎡ 以上では遮光率99.99%になります。

3. 破れにくく、長持ちする

密度が高いほど摩耗と紫外線劣化に強くなり、耐用年数が伸びます。100g/㎡ で3〜5年、600g/㎡ で約20年と、4倍以上の差が出ます。

4. 貫通抵抗が上がる

竹・笹・ススキ・セイタカアワダチソウのように、地下茎や硬い茎を持つ雑草は、薄いシートを突き破って出てきます。密度が高いシートほど、この貫通を物理的に止められます。

密度別・5段階の目安

当社では密度で5つのグレードに分けています。素材も密度に応じて変わり、100g/㎡・230g/㎡ は PP(ポリプロピレン)、300g/㎡ 以上は防水シートにも使われる PET不織布 を採用しています。

密度素材遮光率耐用年数
露出施工
向いている現場
100g/㎡ECONOMYPP98%3〜5年 造成前の仮管理、資材置場、遊休地の一時対策
230g/㎡AGRICULTUREPP
240メッシュ
99%8〜10年 畑の通路、畦畔、果樹園の樹間
300g/㎡STANDARDPET不織布100%10年 住宅外構、砂利下、人工芝の下地
350g/㎡HIGH DENSITYPET不織布100%10年 駐車場、工場・倉庫の外周、公共工事
600g/㎡MAXPET不織布
厚さ約3mm
100%約20年 太陽光発電所、法面、竹・ススキのある土地
※ 耐用年数は環境により変動します。いずれのグレードも、シートの上に砂利等を敷き詰めれば半永久的に使用できます。

数値が大きいほど良い、わけではない

ここが最も誤解されやすいところです。高密度が必要なのは「シートを露出したまま長期間使う」現場だけです。

防草シートの寿命を決める最大の要因は紫外線です。裏を返せば、砂利や人工芝で覆ってしまえば紫外線は当たりません。被覆下では劣化がほとんど進まないため、300g/㎡ でも半永久的に機能します。ここで 600g/㎡ を選ぶのは、単なる原価のムダになります。

逆に、シートを露出したまま10年以上運用する現場で 100g/㎡ を選ぶと、3〜5年で紫外線により脆化し、貼り替え工事が発生します。材料費は安く済んでも、撤去と再施工の人件費を含めると確実に高くつきます。

判断はこの2つだけ
  • 覆うか、露出か → 砂利・人工芝で覆うなら 300g/㎡ で十分。半永久的に持ちます
  • 何年もたせるか → 露出のまま20年なら 600g/㎡、10年なら 300〜350g/㎡、数年なら 100g/㎡

幅も一緒に考えると、総額が下がります

密度と並んで効いてくるのがロールの幅です。1m幅を2本並べるより、2m幅を1本使ったほうが継ぎ目が半分になります。継ぎ目が減ると、重ね処理に使うテープの量と施工時間の両方が減ります。

㎡単価でも差が出ます。たとえば同じ 100g/㎡ でも、1m×50m は約100円/㎡ に対し、2m×100m は約84円/㎡。大きいロールほど㎡単価は下がります。面積がまとまっている現場では、小ロールを何本も買うより大ロールでまとめたほうが有利です。

ただし 2m×100m は1本で200㎡分になるため、重量と嵩が大きくなります。搬入経路と荷降ろし方法を事前に確認してください。

迷ったら、現場条件を送ってください

密度の考え方さえ分かれば、あとは現場条件に当てはめるだけです。それでも判断に迷う場合は、面積・用途・仕上げ方法(露出/砂利/人工芝)の3点をお知らせいただければ、こちらで選定します。費用はかかりません。

密度の差は、カタログの数字を見るよりサンプルを並べて触ったほうが早く分かります。100g/230g/300g/350g/600g の全グレードを無料でお送りしていますので、社内検討やお客様へのご提案にお使いください。

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